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“⼑”と同じ硬さのフライパン

近年注⽬されている「窒化鉄のフライパン」。メディアでも何度か取り上げられています。窒化鉄とは船舶や航空機に使われている錆びにくくする加⼯が施さ れた鉄のことです。窒化鉄フライパンのメリットは錆びにくいだけでなく鉄フライパンの使い初めに必要な焼き⼊れや油ひきなどの⼿⼊れも不要なところに あります。

プロにとっても窒化鉄フライパンは使いやすく、新製品が出るたびに売れるため、メーカーがこぞって開発を始めました。すでに数え切れないほどの商品が登場し、発売するごとに弱点が克服されていったのです。さすがにもう飽和状態と思っていたのですがこの度登場したのが、鋳鉄に窒化加⼯が施されたフライパンです。

岩⼿製鉄「岩鉄鉄器 ダクタイルパン」26cm(税別15,000 円)鋳鉄、窒化加⼯、鋳物酸化層3層構造
岩⼿製鉄「岩鉄鉄器 ⽬⽟焼き専⽤スキレット」(税別6,400 円)鋳鉄、窒化加⼯、鋳物酸化層3層構造

岩⼿製鉄「岩鉄鉄器」は触った瞬間に「今までのものとは違う」と分かる商品です。ベースは鋳鉄。鋳鉄は熱ムラが起きにくく、満遍なく⾷材に⽕が通るので料理が美味しく仕上がるのが特徴です。しかし⼀般的な鋳鉄の鍋は重量が3kg 前後もあり重すぎて持つのも⼤変。さらに、表⾯が凸凹になっているため、⼀度に錆びてしまうとメンテナンスしにくいなどの弱点があります。この2つの弱点を克服したのが岩鉄鉄器です。

⼀般的な鋳鉄のフライパンや鍋は、厚みが4〜5mmもあるのに対して、岩鉄鉄器の厚みは、約1.6mm と半分以下の薄さなので重量も約1.2kg と軽量です。

鋳鉄を薄く仕上げたフライパンはいくつかありますが、それらは砂型で抜いた後に削って薄く仕上げています。そうすると表⾯がつるつるになっていまい本来の鋳鉄のメリットである、でこぼこで⾷材がくっつきにくいというメリットが失われてしまいます。

岩鉄鉄器が優れているところは、砂型で抜いた時点で厚みが約1.6mm に仕上がっていること。製作者⽈く「10kg の鉄を使って、8 枚のフライパンができるところ、この薄さで成功するのは1枚しかない」のだそうです。

さらに窒化加⼯を施しているので錆びにくくなったことで今までにないフライパンが完成しました。「社内の実験で55 時間⽔の中にフライパンを浸けておいたが、錆びなかった」のだそうです。

軽量なうえ、表⾯に凹凸があって熱ムラも少なく、⾷材がくっつきにくくて錆びにくい、窒化加⼯フライパンの中でも今までにないものが登場しました。

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当社水戸工場で、「窒化処理」をしております。

以上