DLCとはDiamond Like Carbonの頭文字です。
DLC膜は低摩擦で耐摩耗性に優れており、近年製品への適用が加速しております。
DLCコーティング
DLC膜断面SEM写真
皮膜硬度 | 2000-2500HV |
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摩擦係数 | ~0.15 |
膜厚 | ~3μm |
処理温度 | 常温~300℃ |
適用材 | 鉄系、SUS材、 樹脂、セラミック、他 |
有効域 | φ165(shaft)×6本 (高さ550mm) |
装置の特徴
低温処理のメリット
低温で成膜したDLC膜の評価
下記グラフはトライボ試験での評価結果です。この試験方法では徐々に荷重を増加させる事ができ、最大荷重15kg時には3400MPaの面圧が掛かっています。下記グラフから、製品温度130℃の低温処理でも高硬度のSKD11、軟質なSUS304共に試験完了まで低摩擦で推移する事が確認できています。
製品温度の違いによるトライボ試験結果